―流星の追憶― 

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沙漠の花

あるところに 年若い旅人がおりました

とある時初めて立ちよった地で

旅人は 悲しそうな顔をしている人々に会いました


どうしたのですか と


旅人は尋ねました

人々は答えました


山の向こうの 大地が怒り 緑を砂に変えました

そして 青空の輝きが人を殺すのです


その答えに 旅人はいぶかしげに 首を傾げました

彼の見てきた世界では

青空は優しく雲を漂わせ 時には恵みの雨を降らし

その息吹は春を運ぶものでしたから


空は 輝く素敵なものですよ

日が出ているときは 透き通るような蒼で

日が沈んでいるときは 藍色かつ人を導く星と月をまとう

私たちにとって 優しいものではないですか

貴方の言う空とは 別の空ではありませんか


旅人の言葉に 人々は黙って首を振ります


ここの蒼は とても美しい

しかしその蒼は 無邪気に笑いながら 人を焼くのです

ここの藍も とても美しい

しかしその藍のまとう星と月は 人を天へと導く物でしかないのです


確かめると 旅人は言いました

人々は止めましたが 旅人はその山の向こうへと旅立ちました


彼は二度と 帰ってきませんでした




砂漠の空の 雲ひとつない澄み渡る蒼は

灼熱の熱さで ぎらぎらと輝きながら

人を 死に誘います


砂漠の夜の 雲ひとつない満天の星空は

極寒の寒さで その身を澄み渡らせながら

人の魂を 天へと導きます



その旅人の 知らなかった世界

しかし旅人は 最後に一つの物と出会っていました

その 無情な空の下で咲く 一輪の沙漠の花に

旅人は願いました


私の知らなかった世界

私の知らなかった空

私は なんと無知だったのだろう

しかし私は出会った

この空の下で 鮮やかに花開く 沙漠の花に


この世界は 時に無情だ

しかし私は思う

生まれ変わったならば この空に負けずに咲き誇る


砂漠の花になろうと




砂漠の風が

旅人の被っていた帽子を

澄み渡る空へと 澄み渡る夜空へと

高く高く 舞い上がらせました

この世界の どこまでも高くへと





・・・・・・・・・・

詩にしては長いですよね、これ・・。
元ネタが、体育祭予行練習の時の、真夏日の快晴の空だとは言えませ・・げふんげふん。
(でも本当に、あの時の空は恨めしかったですよ・・orz)
私たちの知っている世界は所詮とても小さくて、
ある時突然、まったく違う世界にも出会う。
それでも、そんな世界の中で、強く強く生きていけたらという願いを込めて。

砂漠って、昼はものすごく暑いんですけど、
夜になると信じられないくらい気温が下がるらしいです。
そんな中で花開く砂漠の花って、たくましいなぁと憧れます。

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